今回の授業で一番伝えたいことは、これからのファッションビジネスは、「商品を売る」だけではなく、「お客様とのつながりを設計する時代」になっているということです。昔は、良い商品を作って、店舗に並べれば売れる時代もありました。しかし今は、スマホで比較され、SNSで情報を集め、ECサイトで価格を比較しながら購入する時代です。つまり、お客様は「店舗だけ」で買っているわけではありません。Instagramで知り、アプリで在庫確認し、店舗で試着して、ECで購入する。この流れ全体を設計することが重要です。これが「オムニチャネル」の考え方です。さらに重要なのは、一度買って終わりではなく、「また来たくなる」「また買いたくなる」「このブランドが好き」と思ってもらうことです。そのためには、ポイント、LINE、SNS、アプリ、スタッフ接客、レビュー、イベントなどをつなげて、“顧客との関係性”を育てていく必要があります。特にアパレル業界は、新規顧客獲得コストが高くなっています。だからこそ、「既存顧客のリピート」が利益に直結します。今回の授業では、・オムニチャネルとは何か・なぜ顧客の囲い込みが重要なのか・ブランドコミュニティの作り方・RFM分析による顧客管理・優良顧客を育てる考え方について、実際のブランド事例を交えながら、やさしく学んでいきます。
