今回の授業で皆さんに一番伝えたいのは、これからの時代は「商品を売る」だけではなく、「お客様との関係を育てる」ことが、ブランドの利益を支える時代になっているということです。昔は、広告を出して、商品数を増やして、セールをすれば売上が伸びる時代でした。ですが今は、どのブランドも商品が溢れ、SNSやAIで簡単に比較される時代です。そんな中で大切になるのが、「このブランドが好き」「この店員さんから買いたい」「この世界観に共感する」という“感情のつながり”です。つまり、LTV(顧客生涯価値)の考え方です。短期的に1回売って終わりではなく、長く買い続けてもらい、紹介してもらい、ファンになってもらう。その積み重ねが、営業利益を安定させる時代になっています。そして、AI時代だからこそ、人にしか作れない価値があります。それが、「共感」「体験」「空気感」「熱量」です。今回の授業では、ユニクロ、無印良品、ビームス、ワークマン、Snow Peakなどの事例を通じて、「なぜファンが生まれるのか」「どうすれば選ばれ続けるブランドになるのか」を学んでいきます。ファッションビジネスは、単なる服の販売ではありません。人の気持ちを動かし、生活を豊かにし、社会とのつながりを作る仕事です。ぜひ、「売上を見る視点」だけでなく、「長く愛される関係を作る視点」で、この授業を学んで下さい。
