この授業で伝えたいこと

AIやロボットが急速に進化し、製造、物流、医療、接客、家事など、これまで人間が担当していた仕事の一部を代わりに行うようになっています。正確さ、速さ、24時間働けることは、ロボットの大きな強みです。一方で中国では、病院への付き添い、登山の同行、話し相手、写真撮影など、人が人に寄り添うサービスが新しいビジネスとして広がっています。これが「寄り添い経済」です。

人は商品や作業だけを求めているのではありません。「自分のことを分かってほしい」「一人では不安だから、そばにいてほしい」「楽しい時間を誰かと共有したい」という感情も持っています。効率化が進むほど、人間らしい会話、共感、安心感、信頼関係の価値は高くなります。

今回の授業では、ロボットと人間を競争相手として考えるのではなく、それぞれの得意分野を組み合わせる視点を学びます。ロボットに任せられる作業は効率化し、人間はお客様の気持ちを理解することに力を使う。この役割分担が、これからのマーケティングや接客、アパレルビジネスの差別化と営業利益の向上につながります。

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By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。