この授業で伝えたいこと
私たちは今、「何を買うか」だけでなく、「何をやめるか」を選ぶ時代に生きています。お風呂、バスタオル、自炊、外出、残業など、これまで当たり前だと思われていた行動をやめる「キャンセル界隈」という言葉が広がっています。しかし、これは単なる節約や怠けではありません。時間、体力、お金を使っても十分な満足が得られない「報われない努力」を減らし、その分を自分にとって価値のある商品や体験へ振り替える行動です。企業にとっても、手間を減らす商品、選ぶ負担を軽くするサービス、短時間で満足できる体験には、新しい市場があります。ただし、流行を追うだけでは利益は残りません。設備や店舗、人材にかけるお金が、売上や粗利益、顧客満足につながったかをROIで確認する必要があります。今回は、「やめる」が新しい消費を生む仕組みを、マーケティングと経営の両面から考えます。
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