この授業で伝えたいこと
物価が上がる中、イオンが税抜き1,000円のデニムパンツを発売しました。一方、ラックラックのように、メーカーなどの余剰在庫を仕入れ、新品のブランド商品を低価格で販売する店も広がっています。同じ「安い服」でも、安さを実現する仕組みは異なります。今回の授業では、価格だけを見るのではなく、商品企画、仕入れ、物流、在庫、売場づくりまでつなげて考えます。お客様が求めているのは、単なる安さだけでしょうか。生活費を抑えながら、おしゃれを楽しみたいという気持ちもあるはずです。企業には、その気持ちに応えながら利益を残す工夫が必要です。販売数量が増えても、値下げや経費が増えれば、営業利益が減ることがあります。また、店舗や倉庫への投資、スタッフの教育は、将来の生産性を左右します。低価格商品の登場だけで、日本全体がデフレに戻ると判断することもできません。大切なのは、安さの背景と、消費者の行動の変化を理解することです。アパレル企業への応用として、価格競争への対応、売れ残りを減らす仕組み、接客による価値づくりを学び、「お客様の満足」と「営業利益アップ」を両立する提案を考えていきましょう。
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