この授業で伝えたいこと
リカバリーウェアの競争が激しくなる中、ワークマンは「休むときに着る服」から「働くときにも着る服」へと、商品の利用場面を広げようとしています。この事例から学んでほしいのは、差別化とは、新しい機能を付けるだけでなく、「誰の、どの場面の困りごとを解決するのか」を明確にすることだという点です。同じリカバリー機能でも、作業現場で使う人と、自宅でかわいいルームウェアを楽しみたい人では、求める価値が違います。ワークマンには、作業服で培ってきた商品開発の経験や、働く人との接点があります。その強みを生かせば、価格以外にも選ばれる理由をつくれます。ただし、売上が増えることと、営業利益が増えることは同じではありません。大量生産は原価を下げる一方、売れ残れば在庫や値下げの負担が増えます。倉庫、売場、人材への投資も、増える粗利益と追加費用を比べて判断する必要があります。今回の授業では、ターゲット、利用場面、価格、販売方法を整理し、在庫管理、人的生産性、ROIまでつなげて考えます。最後には、アパレル企業が自社の強みから差別化企画をつくり、営業利益を高める道筋を説明できるようになりましょう。
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