この授業で伝えたいこと
東レと聞くと、繊維や生地をつくる会社を思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、東レの事業をマーケティングの視点で見ると、売っているのは素材だけではありません。寒い日に快適に過ごせること、航空機を軽くすること、水や資源を有効に使えることなど、暮らしや社会の課題を解決する価値を提供しています。ユニクロとの協業では、お客様の声と素材の技術を結びつけ、ヒートテックなどの商品を生み出してきました。そして、紹介された番組で将来の成長分野として語られているのが、必要な物質を分ける「分離膜」です。ただし、社会に役立つ技術でも、自動的に利益が生まれるわけではありません。研究開発、設備、人材にお金を使い、品質、価格、供給体制を整え、お客様に選ばれる必要があります。この授業では、東レの事例を通して、顧客の困りごとから商品を考える方法、強みを別の市場へ広げる方法、将来の利益を育てる投資の考え方を学びます。アパレルでも、機能の説明を着る人のメリットに変え、定価販売率やリピート率を高めることができます。技術、顧客価値、営業利益がどのようにつながるのか、一緒に考えていきましょう。
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