この授業で伝えたいこと
ダイソンの電動歯ブラシから学びたいのは、「高い商品を売るには、お客様が納得できる理由が必要」ということです。掃除機やドライヤーで知られるダイソンが、歯間をカメラで捉え、ブラッシング中にジェット洗浄する製品を発売しました。価格は約8万円です。注目したいのは、技術の珍しさだけではありません。歯磨きと歯間ケアを別々に行う手間や、口の中が見えにくいという不便に、どのような解決策を用意したのかという点です。マーケティングでは、誰の困り事を解決し、どのような価値を感じてもらうかが大切です。また、経営では、その価値を生み出す研究開発、人材育成、販売説明、購入後の支援に、お金をどう使うかが問われます。高価格でも、開発費や販売費が大きければ、利益が十分に残るとは限りません。短期の販売台数に加えて、使い続けてもらえるか、信頼が積み重なるか、社員の知識が次の商品開発に生かされるかも考える必要があります。今回は、成熟した市場に残る不満を見つける方法、高価格の理由を伝える方法、そしてアパレルでも応用できる差別化と営業利益アップの仕組みを、一緒に学んでいきましょう。
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