この授業で伝えたいこと:
今回の授業で一番お伝えしたいことは、「利益を出すこと」と「社会のためになること」は、どちらか一方ではなく、両立できるという考え方です。渋沢栄一は、日本の近代経済を作った人物として知られていますが、単にお金を稼ぐことだけを考えていた人ではありませんでした。彼は、「企業は利益だけを追いかけてはいけない。社会の役に立つことで、結果として長く成長できる」と考えていました。現在のファッションビジネスでも、この考え方は非常に重要です。なぜなら、今の時代は「安いだけ」「流行っているだけ」では、お客様から長く選ばれない時代になっているからです。ブランドの想い、働く人への姿勢、社会への貢献、環境への配慮など、“どんな価値観を持っているか”が企業選びの基準になっています。さらにAI時代になることで、単純な販売や情報提供は自動化されていきます。だからこそ、これからは「人としてどうあるべきか」「誰のために事業をするのか」という倫理観がより重要になります。渋沢栄一の考え方は、現代のSDGsやCSRにもつながっています。今回の授業では、歴史を学ぶだけではなく、「これからの時代に必要な経営者の考え方」を学んでほしいと思います。
