現代のアパレル業界では、良い商品を作るだけでは売れにくい時代になりました。昔は「安い」「便利」「流行っている」が強い購買理由でしたが、今の顧客はそれだけでは動きません。自分らしさを表現したい、共感できるブランドを選びたい、失敗したくない、時間を無駄にしたくないなど、買う理由が多様化しています。
この授業では、現代の顧客がなぜ商品を選ぶのかを14種類の購買行動から学びます。モノ消費、コト消費、意味消費、推し活消費、タイパ消費、SNS消費など、一つひとつの行動には明確な心理があります。企業は商品を売るのではなく、その心理に合わせた提案を行うことで売上につなげています。
大切なのは、「何を売るか」より「なぜ買いたくなるか」を考えることです。同じTシャツでも、機能を伝えるのか、限定体験として売るのか、SNSで話題化するのかで結果は変わります。顧客理解が深まれば、接客、企画、販売促進、店舗づくりのすべてに活かせます。
この授業を通して、皆さんには顧客視点で考える力を身につけてほしいと思います。売る側の都合ではなく、買う側の気持ちを理解できる人材こそ、これからのファッションビジネスで求められる存在です。
