この授業で伝えたいこと
今回は、世界的に人気が高まっているフィットネスレース「HYROX(ハイロックス)」を、アパレルメーカーのマーケティング視点から考えていきます。
HYROXの面白いところは、単に新しいスポーツが誕生したということではありません。大会への参加をきっかけに、トレーニング、ウェア、シューズ、ジム、ホテル、飲料、SNS、旅行など、さまざまな消費が生まれています。つまり、一つのスポーツを中心に「経済圏」が形成されているのです。
特に注目したいのが、スポーツブランドのPUMAです。PUMAはHYROXとグローバルなパートナーシップを築き、競技用の商品だけではなく、参加者が「HYROXに挑戦する自分」を表現できるウェアやグッズを提供しています。
ここからアパレルメーカーが学ぶべきことは、単に服を作って売るだけでは成長しにくい時代になっているということです。「商品」を売るのではなく、「参加したくなる体験」「仲間とのつながり」「SNSで発信したくなる物語」まで含めてブランドを設計する。そこに、これからのアパレルマーケティングの大きな可能性があります。
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