なぜ今「ヒューマンメイド」の収益モデルを学ぶのか現代のアパレル業界は、慢性的な「値引き販売への依存」「在庫過多によるキャッシュフローの停滞」「高騰し続けるオンライン広告費」という三転苦に喘いでいます。多くのブランドが売上規模を追うあまり、粗利を削り、ブランド価値を自ら毀損させているのが実情です。対して「HUMAN MADE(ヒューマンメイド)」は、**営業利益率28%**という業界水準を遥かに凌駕する高収益を実現しています。これは単なる人気の結果ではなく、販売数量ではなく「価値」と「希少性」を徹底的にコントロールした「利益設計」の成果です。本講座では、同ブランドがどのようにして価格競争から離脱し、高単価商品をプロパーで売り切る構造を築いたのか、その戦略的要件を解剖します。

By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。