今回は、世界を代表するラグジュアリーブランドであるルイ・ヴィトンを題材にして、ファッションビジネスにおける営業利益の作り方を一緒に考えていきましょう。ファッション業界の現場にいると、どうしても日々の売上規模や予算達成に目が行きがちになります。しかし、経営の視点で本当に大切なのは、売上ではなく営業利益がいかに手元に残る仕組みになっているかということです。ルイ・ヴィトンは単に価格が高いから儲かっているわけではありません。一切の値下げを行わず、自社で販売網をコントロールし、モノグラムという強力なデザインを記号化することで、利益が確実に積み上がる緻密な構造を作り上げています。一方で、近年は中間富裕層への依存やSNSの普及による新たな課題にも直面しており、ブランドとしての戦い方をモノから体験へと大きく転換させています。この講義では、ルイ・ヴィトンのビジネス構造を解剖し、皆さんの現場でも応用できる営業利益を最大化するためのヒントを、論理的かつ分かりやすく紐解いていきます。
