この話で一番伝えたいのは、ライザップの今回の動きは新しいことに挑戦しているように見えて、実はすでに自社の中で完成していた仕組みを外に出しただけだという点です。企業が営業利益を高めるには、売上を伸ばすか、費用を抑えるか、この二つが基本になります。ライザップはチョコザップの急拡大の中で、店舗を早く作る仕組みと、コストを抑えるやり方を同時に確立しました。この仕組みを建設業として外部に提供することで、売上を新たに作りながら、同時に自社の費用構造も改善していく。つまり一つの取り組みで二つの効果を生んでいるのが特徴です。これが営業利益に強く効いてきます。さらに重要なのは内製化という考え方で、外部に依存せず自社で完結できる体制を作ることで、中間コストを削減し、スピードも上げている点です。単なる多角化ではなく、強みの横展開であることが、この戦略の本質です。
