今回の授業で一番伝えたいのは、「たくさん作れば売れる時代ではなくなった」ということです。特に人口減少が進む日本では、広く売ろうとするほど、価格競争に巻き込まれ、利益が残りにくくなっています。だからこそ今の時代は、「何を減らすか」「誰に絞るか」がとても重要になります。
ファッション業界でも、型数や色数を増やし過ぎて、逆にお客様が迷ってしまい、売れなくなるケースが増えています。これは「ジャム理論」と呼ばれる考え方でも説明されています。選択肢が多いほど、人は決められなくなるのです。
今回の授業では、スターバックスの駅中店舗の事例などを通じて、「選ばせない設計」がどのように利益につながるのかを学びます。また、SKU削減が、在庫効率・回転率・人件費効率・粗利改善にどのように影響するのかも考えていきます。
重要なのは、「削る=弱くなる」ではないということです。むしろ、絞ることでブランドの強みが明確になり、選ばれる理由が強くなります。これからの時代は、「小さな市場で圧倒的に強い存在」をつくることが重要です。
この授業を通じて、みなさんには「広げる経営」ではなく、「尖らせる経営」の考え方を身につけて欲しいと思います。
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