この授業で伝えたいこと

今回は、企業がこれから成長するために、「どこに新しい市場があるのか」を考えていきます。

題材は、一見すると別々に見える3つのニュースです。1つ目は、ユニクロがインドで店舗網を大きく広げようとしている動き。2つ目は、日本の消費者物価の変化。3つ目は、東京・丸の内のオフィス街を地下から支えている冷暖房インフラです。

この3つに共通しているのは、社会の変化を先に読み、その変化に合わせてビジネスをつくるという考え方です。

人口が増える場所には、新しい消費者が生まれます。物価が変われば、消費者の「何にお金を使うか」が変わります。そして猛暑などによって都市環境が変われば、快適に働き、暮らすための新しい需要が生まれます。

マーケティングというと「どうやって商品を売るか」と考えがちですが、本当に大切なのは、その一歩前です。

「これから誰が困るのか」
「どんな生活が増えるのか」
「どこに新しい需要が生まれるのか」

社会の変化から未来の市場を発見する力を身につけていきましょう。

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By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。