この授業で伝えたいこと
今回は、おにぎり市場を題材に、「価格」と「価値」の関係について学びます。
近年、おにぎり専門店が全国各地で増え、「おにぎりブーム」と呼ばれる状況が続いています。一方で、コンビニやディスカウントストアでは100円以下のおにぎりを販売する動きも広がり、同じ「おにぎり」という商品でありながら、高価格帯と低価格帯の両方が支持される市場になっています。
一般的には「価格が安い方が売れる」と考えがちですが、マーケティングでは必ずしもそうではありません。お客様は価格だけで商品を選んでいるのではなく、「価格に見合った価値」があるかどうかを判断しています。
高価格の商品は、素材や体験、デザイン、話題性などで価値を高めます。一方、低価格の商品は、製造方法や包装を工夫してコストを下げ、「毎日買える安心価格」という価値を提供しています。つまり、どちらも違う価値を提供しているだけなのです。
アパレル業界でも、ユニクロのような低価格ブランドと、高級ブランドが同じ市場で成功しています。その違いは価格ではなく、「誰に」「どのような価値」を届けるかというマーケティング戦略にあります。
この授業では、おにぎり市場の価格二極化から、価格競争ではなく価値競争の考え方を学び、自分ならどのような商品を企画するかまで考えられる力を身につけましょう。
