この授業で一番伝えたいのは、「売上や営業利益は“誰に売るか”で決まる」という考え方です。多くのビジネスは、より多くの人を集めようとし、外からの集客、つまり観光客や一見客に頼ろうとします。しかし、それは売上が不安定になりやすく、継続的な営業利益を生みにくい構造でもあります。今回の「道の駅ピア21しほろ」の事例では、あえて外部ではなく地域の人たちに焦点を当てることで、安定した売上と利益を実現しています。ポイントは、日常的に使われる存在になること、そして来店回数を増やす設計をすることです。さらに、商品だけでなく空間や体験、そして人とのつながりを含めた価値を提供することで、リピーターを増やしています。このように、特別な施策ではなく、シンプルな考え方を徹底することが成果につながるという点が重要です。この考え方はファッションビジネスにも応用でき、地域顧客との関係構築がこれからの競争力になることを理解してほしいと思います。
