この授業で伝えたいこと
この授業で一番伝えたいのは、リーダーシップとは「人を支配する力」ではなく、「人が自分から動きたくなる理由をつくる力」だということです。松下幸之助は、事業をお金もうけだけで考えず、社会をよくするための働きとして考えました。これは、現代のマーケティングにも通じます。商品を売る前に、相手の暮らし、悩み、願いを想像すること。チームを動かす前に、一人一人の人生を大切に見ること。新しい時代のリーダーには、決める力、責任を背負う覚悟、共感する心、そして結果を出すための仕組みづくりが必要です。松下幸之助の考え方を通して、人に選ばれ、信頼され、社会に価値を届けるリーダーの姿を学んでいきましょう。
みなさん、今日は「松下幸之助のリーダーシップ」を中心に、新しい時代に必要なリーダーの姿について考えていきます。
リーダーと聞くと、みなさんはどんな人を思い浮かべますか。
大きな声で指示を出す人でしょうか。みんなの前に立って、ぐいぐい引っ張る人でしょうか。それとも、みんなの意見を聞いて、やさしくまとめる人でしょうか。
もちろん、それらもリーダーの一面です。けれども、今日いちばん大切にしたいのは、リーダーとは「人の力を引き出し、社会に価値を届ける人」だという考え方です。
松下幸之助は、パナソニック、昔の松下電器産業をつくった実業家です。けれども、ただ会社を大きくした人として見るだけでは、少しもったいないです。松下幸之助のすごさは、商品をつくったことだけではありません。人を育て、社会を見つめ、商売の意味を深く考え続けたところにあります。
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