この授業で伝えたいこと

この授業で一番伝えたいのは、リーダーシップとは「人を支配する力」ではなく、「人が自分から動きたくなる理由をつくる力」だということです。松下幸之助は、事業をお金もうけだけで考えず、社会をよくするための働きとして考えました。これは、現代のマーケティングにも通じます。商品を売る前に、相手の暮らし、悩み、願いを想像すること。チームを動かす前に、一人一人の人生を大切に見ること。新しい時代のリーダーには、決める力、責任を背負う覚悟、共感する心、そして結果を出すための仕組みづくりが必要です。松下幸之助の考え方を通して、人に選ばれ、信頼され、社会に価値を届けるリーダーの姿を学んでいきましょう。

みなさん、今日は「松下幸之助のリーダーシップ」を中心に、新しい時代に必要なリーダーの姿について考えていきます。

リーダーと聞くと、みなさんはどんな人を思い浮かべますか。

大きな声で指示を出す人でしょうか。みんなの前に立って、ぐいぐい引っ張る人でしょうか。それとも、みんなの意見を聞いて、やさしくまとめる人でしょうか。

もちろん、それらもリーダーの一面です。けれども、今日いちばん大切にしたいのは、リーダーとは「人の力を引き出し、社会に価値を届ける人」だという考え方です。

松下幸之助は、パナソニック、昔の松下電器産業をつくった実業家です。けれども、ただ会社を大きくした人として見るだけでは、少しもったいないです。松下幸之助のすごさは、商品をつくったことだけではありません。人を育て、社会を見つめ、商売の意味を深く考え続けたところにあります。

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By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。