この授業で伝えたいこと
2025年の訪日外国人数は4268万人となり、過去最高を更新しました。これまで日本の観光政策では「どれだけ多くの外国人を呼び込むか」が重視されてきました。しかし今後は「来てもらった後に、どれだけ地域でお金を使ってもらうか」が重要なテーマになります。
その中で注目されているのが「旅中消費」です。旅中消費とは、旅行者が旅行中に行う飲食、買い物、体験、娯楽などの消費活動のことです。近年の訪日外国人は、旅行前に全てを予約するのではなく、日本に到着してから行動を決めるケースが増えています。そのため、旅行中の「今すぐ参加したい」「面白そうだから行ってみたい」というニーズを取り込めるかどうかが、観光ビジネスの大きな差になります。
今回の事例では、JTBが提供する体験予約管理システムを通じて、寿司教室などの体験型コンテンツの予約機会を増やし、地域の売上拡大につなげています。これは単なる予約システムではなく、旅行者の行動データを活用しながら、地域経済を活性化するマーケティングの仕組みです。
学生の皆さんには、「集客」だけではなく、「来店後・来訪後にどう売上を伸ばすか」という視点を学んでほしいと思います。これは観光業だけでなく、アパレル、小売業、飲食業など、あらゆるビジネスに共通する考え方です。
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