この授業で伝えたいこと

今回は、「シェアモビリティ」をテーマに考えていきます。

シェアモビリティとは、自転車や電動モビリティなどを一人ひとりが所有するのではなく、必要なときだけ共同で利用するサービスです。今回注目したいのは、世界各国で事業を展開するLimeが京都で電動アシスト自転車のシェアサービスを始めたことです。

このニュースをマーケティングの視点で見ると、単なる「便利な自転車のサービス」ではないことが分かります。重要なのは、「どこに置くか」「誰に使ってもらうか」「どう安全性を高めるか」「誰と組むか」という市場戦略です。

特にシェアモビリティでは、車両の性能だけでなく、観光地、駅、ホテル、商業施設など、利用したい場所に車両があることが大きな価値になります。つまり競争のポイントは、商品そのものから「場所=ポート」へ広がっているのです。

さらに京都では、観光客の増加による交通混雑やタクシー不足などの課題があります。シェアモビリティは、こうした社会課題を解決する新しい交通インフラになる可能性があります。

今回の授業では、「モノを売るビジネス」から「利用する仕組みをつくるビジネス」への変化について考えていきましょう。

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By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。