この授業で伝えたいこと
近年、「推し活」は単なる趣味ではなく、日本経済を支える大きな市場へと成長しています。民間調査では市場規模は約4兆円、推し活をしている人は約2,000万人に迫ると言われています。つまり、日本人の約5人に1人が何らかの「推し」を持ち、その応援のためにお金や時間を使っている時代になりました。
マーケティングでは、「人は何に価値を感じ、お金を使うのか」を考えることがとても重要です。昔は「必要だから買う」という消費が中心でした。しかし現在は、「好きだから買う」「応援したいから買う」「共感するから買う」という感情が購買行動を大きく左右しています。推し活は、その代表的な市場と言えるでしょう。
また、推し活はアイドルやアニメだけではありません。スポーツ選手、アーティスト、ゲーム、旅行、鉄道、動物、神社、お寺、さらには地域や企業など、人それぞれが好きなものを応援する時代になっています。このように「推し」の対象が広がることで、新しい商品やサービスも次々と生まれています。
今回の授業では、推し活市場の成長理由を理解するとともに、企業がどのような商品開発やマーケティング戦略を行っているのかを学びます。そして最後には、アパレル業界ではどのようなビジネスチャンスがあるのか、自分たちならどのような商品やサービスを企画するのかまで考えていきます。
