この授業で伝えたいこと

今回は、「サービスビデオ(サービス動画)」をテーマに考えてみましょう。

皆さんは、自動車を車検や点検に出したとき、「ブレーキを確認しました」「タイヤはまだ大丈夫です」と説明されても、本当に自分で確認することは難しいですよね。そこで注目したいのが、点検や修理の様子を短い動画で撮影し、お客様に送る「サービスビデオ」です。

大切なのは、単に動画を使っていることではありません。これまでお客様から見えなかった「サービスの過程」を見えるようにしていることです。サービスには、商品と違って形がありません。そのため、お客様は「本当に点検してくれたのか」「交換する必要があるのか」という不安を持ちやすくなります。

そこで動画を使い、作業内容や商品の状態を見せることで、安心感や納得感を高めることができます。これはマーケティングでいう「サービスの可視化」であり、同時に「信頼の可視化」でもあります。

これからは自動車整備だけではなく、クリーニング、住宅修理、リフォーム、アパレルのお直し、靴やバッグの修理など、さまざまな業界で活用できるでしょう。

※ website ※ ポッドキャスト  ※ WEBテキスト ※ レポート ※ メルマガ

By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。