アパレルメーカーのコロナ禍での戦略(無印良品・洋服の青山)

Video training materials(動画教材)
無印良品のコロナ禍の状況
外出時に着用の衣服が売上ダウン
普段使いのアイテムの売上アップ
2020年秋冬より
①日常着72アイテムを値下げ
②期間限定商品、週末セールを廃止
一時的に来店者数が増えると店内が「密」な状況になってしまい、お客だけでなく従業員を感染リスクがあるため
地域密着型の店舗展開と食品強化
《テーマ》
地域の暮らしに貢献する:「店舗の土着化」
銀座店や京都山科店では食や飲食の強化
コロナ禍で食品の売上約50%アップ(20年7月)。全体の8%程度売上だが、を2030年までに30%まで高める計画。
《ビジネススーツ業界》
スーツを着る機会が減少
①多くの企業がテレワークを導入
②卒業式や入学式、入社式、研修などの行事が中止。
③密になることを避けて冠婚葬祭も縮小。
こうしたオケージョン利用が大幅減少したことで、スーツ業界全体の市場が前年比50~60%程度に
ダウン。
オケージョンとは、
「特別な行事、儀式」という意味があります。
「冠婚葬祭」です。
ソーシャルオケージョン:
Social(=社会的、社交的)な行事を指し、具体的には結婚式やお葬式など、
オフィシャルオケージョン:
Official(=公的)な場面を指し、学校指定の制服だったり、社会人だとスーツや制服、作業着など
プライベートオケージョン:
Private(個人的)な場面での行事、儀式で着る服
《ビジネススーツ業界のコロナ対策》
青山商事(洋服の青山、THE SUIT COMPANY)
今後3年間で全体の2割に当たる160店舗を閉店。また、正社員の1割に当たる約400人の希望退職つのる。
オンラインストアでの販売強化
9月売上アップ150%、ただし、EC比率2%
中長期的にオーダースーツの強化し、5~10年後にオーダー比率50%を目指す。
顧客のサイズや好み、購入タイミングのデータ収集にて顧客別に提案、お直しにも対応可能。
「就活スーツ、4泊5日で3900円」
就活スーツのレンタルサービスを10月から開始。
◆地方から就活スーツを持って
移動するのは大変
◆オンライン就活がメインなので
上着があれば十分
◆スーツ代は経済的に負担
《マーケティング=売上アップ》
売上がアップしてもアパレルメーカーは倒産することがある
倒産=お金がなくなる
なぜ、お金がなくなる?
消化率
消化率=売上枚数÷仕入枚数
消化率=売上上代÷仕入上代
消化率を上げるためには、
①売上アップさせること
②売れ筋(売れる商品)を増やす
《ポイント》
仕入を減少させても
売れる商品の比率が同じなら消化率は
同じ、売上ダウンにつながる。