この授業で伝えたいこと
ドラッグストアで最も多く売れているものは、店名から想像する「薬」ではなく、食品です。しかし、食品は薬や化粧品に比べて粗利率が低く、賞味期限の管理や品出しにも手間がかかります。それでも各社が食品売り場を広げるのは、食品そのもので大きく稼ぐためだけではありません。牛乳、卵、パン、納豆など、日常的に買う商品を安くそろえることで来店頻度を高め、その買い物のついでに、薬、化粧品、日用品なども購入してもらうためです。つまり、「呼ぶ商品」と「稼ぐ商品」を組み合わせて、店全体で利益をつくっているのです。一方、マツキヨココカラのように、美容商品と都市部の立地に集中して高い収益性を目指す会社もあります。また、ゲンキーや薬王堂のように、店舗と物流を標準化し、人口の少ない地域でも利益を出せる仕組みをつくる会社もあります。この授業では、商品の利益率だけを見るのではなく、来店頻度、客単価、立地、物流、品ぞろえ、顧客データを一つの仕組みとして考えるマーケティングを学びます。そして最後に、この考え方をアパレルビジネスへ応用し、集客商品と高粗利商品をどう組み合わせて営業利益を高めるかを考えます。
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