この授業で伝えたいこと
新しいブランドを考えるとき、最初に向き合いたいのは、お客様の暮らしです。好きなデザインや響きのよい名前から考えるだけでは、来店し、購入する理由が十分に伝わりません。この授業では、具体的なお客様像を描く「ペルソナ」と、ブランドがお客様に届ける価値をまとめる「コンセプト」を学びます。前期に調べたブランドの強みを出発点に、誰が、どんな場面で困り、その人に何を届けられるかを考えましょう。例えば、肌に触れるタグが気になる人や、にぎやかな売場で落ち着いて選びにくい人に目を向けると、素材、商品説明、試着、接客にも改善のヒントが見えてきます。その声を4Pに落とし込み、商品、価格、販売場所、販売促進を同じ方向にそろえることが大切です。そして、よい提案で終わらせず、入店客数、購買率、購買客数、セット率、一点単価、客単価のどれが変わるのかを説明してください。店舗づくりやスタッフの学習も、お客様が選びやすくなるための投資として考えられるでしょう。思い込みで決めず、聞き取りや小さな販売で確かめ、購入後の声から改善する。その積み重ねによって、必要とされ、繰り返し選ばれるブランドを目指すことが、この授業の目的です。
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