Mr.Thanks
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皆さんは、あるブランドの製品を手にする時、どんなことを意識しますか?単に機能性やデザインだけでなく、そのブランドが自分たちの生活にどんな価値をもたらしてくれるか、という点も重要になってきているのではないでしょうか。今回の授業では、ブランドが顧客の生活に深く根差し、日常的に選ばれる存在となるための戦略についてお話します。具体的には、アップルのエコシステムやスターバックスの「第三の場所」戦略のように、ブランドを生活の一部として定着させること、ナイキランクラブのようにユーザーのルーチンに組み込むこと、無印良品のシンプルなデザインのように生活シーンに馴染むブランドイメージを構築すること、ネットフリックスのレコメンド機能のように顧客体験を最適化すること、そしてパタゴニアの環境活動のようにコミュニティを形成することなど、様々な手法をご紹介します。これらの戦略を通じて、ブランドは単なる商品ではなく、顧客の生活を豊かにする存在へと進化することができます。

By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。