本日の講義では、世界最大のインターネットを介した通信販売企業であるアマゾンの創業者、ジェフ・ベゾス氏のリーダーシップについて、とくに顧客中心主義という観点から解説していきます。皆さんが日々アパレルの店舗やブランドで直面しているお客様への対応や在庫管理、新しい企画を考えるにあたって、アマゾンの考え方は非常に大きなヒントになります。アマゾンと聞くと高度なテクノロジーの会社というイメージが強いかもしれませんが、その事業の根本にあるのは、お客様が日常で抱える課題をいかに解決し、生活を豊かにするかという徹底した姿勢です。本講義では、アマゾンがどのようにして圧倒的な顧客志向を組織全体に浸透させてきたのか、日本の現場での具体的な事例や、ベゾス流の仮説を立てる思考法などを紐解いていきます。現場の最前線で働く皆さんが、明日からのマネジメントですぐに活かせるリーダーシップの本質を一緒に学んでいきましょう。

By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。