この授業で伝えたいこと

今回は、「アルファ世代に向けたメタバース」について考えてみましょう。

沖縄県では、沖縄戦で亡くなった24万人余りの名前が刻まれている「平和の礎」がある平和祈念公園の一部を、メタバースという仮想空間に再現する取り組みが行われています。

ここで大切なのは、単に「新しいデジタル技術を使った」ということではありません。

マーケティングの視点から見ると、これは「伝えたい価値は変えず、伝え方を次の世代に合わせて変える」取り組みです。

これから社会の中心になっていくアルファ世代にとって、スマートフォン、ゲーム、アバター、仮想空間は特別なものではなく、生活の一部になっています。

だからこそ、平和について「読んでもらう」「見てもらう」だけではなく、自分で歩き、探し、体験し、感じてもらう。

これからのマーケティングでは、商品を宣伝するだけではありません。

誰に伝えるのかを考え、その人が自然に参加したくなる方法で価値を届ける。

メタバースは、その新しい「伝え方」の一つなのです。

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By EIC_Mr.S

私は神戸で生まれ、1986年にアパレル業界に入りました。当時の日本は、ファッション業界が大きく成長していた時代です。作れば売れる、そんな勢いのある市場でした。 しかし1991年、バブルが崩壊します。それまで順調だった業界は、一気に厳しい時代に入りました。 「なぜ売れないのか」「どうすればブランドは生き残れるのか」 その答えを探しながら、営業、商品企画、事業づくりに取り組み続けました。 その後、私は海外事業に挑戦することになります。台湾や香港で経営を任され、アジア市場で事業を展開しました。 しかし海外では、日本の成功モデルは通用しません。気候も、体型も、文化も、すべて違うからです。 商品も、組織も、販売方法も、すべてゼロから作り直す必要がありました。 多くの失敗も経験しました。しかしその経験が、ファッションビジネスの本質を教えてくれました。 それは 「売上ではなく、ブランドの仕組みがすべてを決める」 ということです。 現在は経営コンサルタントとして企業の支援を行いながら、専門学校の講師として学生にも授業をしています。 なぜ教育をしているのか。 それは、私が経験してきたことを次の世代に伝えたいからです。 アパレル業界を、少しでも良くしたい。 その想いで、私は今もファッションビジネスに向き合い続けています。