この授業でつたえたいこと
アパレル企業が他の業界へ参入するとき、大切なのは、流行している事業をそのまま始めることではありません。自社の強みを使って、顧客のどのような困りごとを解決できるかを考えることです。今回の酒税改正では、ビールと低価格のビール系飲料の価格差が縮まり、各社がブランド価値、商品構成、価格、売り場を見直しています。ホームセンターなどの小売企業も、生産委託や物流、販売場所を生かしてビール市場に挑戦しています。ここから学べるのは、外部環境の変化を見つけ、自社の資源を組み合わせれば、新しい市場への入口をつくれるということです。アパレル企業にも、デザイン、世界観の表現、接客、顧客との関係、店舗運営などの強みがあります。それを飲食、住まい、観光、学びや体験のサービスにどう生かすかを考えましょう。ただし、人気が出ても利益が残るとは限りません。売上、あらり、経費、店舗投資、人材投資を確認し、小さく実験して改善する姿勢が必要です。この授業では、誰に、何を、なぜ自社が提供するのかを明確にし、顧客の満足と営業利益を両立できる新業態のつくり方を学びます。
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