この授業で伝えたいこと
みなさんにこの授業でいちばん伝えたいことは、お客様が買っているのは、目の前の商品だけではないということです。たとえば、同じ食材を使ったバーベキューでも、準備や片づけが大変な場所と、駅に近く手ぶらで楽しめる場所では、感じる価値が大きく変わります。また、同じ服でも、ただ棚から選ぶ場合と、店員さんに相談しながら自分に似合う着こなしを発見する場合では、買い物の意味が変わります。マーケティングでは、商品そのものだけでなく、お客様が来店する前から、利用している時間、利用後の思い出や人とのつながりまでを考えることが大切です。お客様が「楽しかった」「安心できた」「また来たい」「誰かに教えたい」と思える体験は、商品の価値を高め、再来店や紹介につながります。この授業では、都市型バーベキューとアパレルショップを例に、場所、時間、便利さ、安心、接客などを組み合わせ、体験によって売上とファンを育てる考え方を学びます。身近なお店を利用したときの自分の気持ちを思い出しながら、「選ばれる理由は商品だけなのか」「どんな工夫が心に残ったのか」を考えてみてください。お客様の目線で体験を見直す力は、業種を問わず、これからのビジネスを考える土台になります。
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